鋼材見積りの壺 鋼板切断編。 鋼板切断方法の種類を知れば選択も広がります。
鋼材お見積りでああ出せばよかった、こう出せば安くなる?
知っておくと少しおトクかも!
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無限大です。
 
 
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 鋼板シャーリング切断

切断機のベースに鋼板をセットして、機械的圧力で上刃を降ろし切断
する。
基本的には直線切りのみの組み合わせでカタチを作る事ができ、
比較的安価でできる切断方法です。

 直線構成で切断できる鋼板シャーリング例。 四角形、三角形、六角形、台形などです。
 
鋼板シャーリングの切断面。板厚は6mmでの例。
切断面は厚みが薄い場合は潰れてしまい見
えませんが、厚みがあると細かなザラッとした
荒れの様子が見られます。

切断面の上部(上面)は切断刃での切り始め
による”タレ”と言われる下向きの歪が生じ、
下部(下面)では”カエリ”と言われるバリが
でます。 
薄く角が立っているので怪我にはご注意!!
 
また、切断品は製品自体に歪が発生する場合があります。

幅の広い寸法での切断であれば曲がり等の歪はあまりありません
が、幅が狭い割りに比較的長い寸法取りの場合には、反りやねじれ
が見た目にも分かるようになります。
使用する部位によっては、使い物にならない事もあるので注意が
必要です。

鋼板は色々な種類があり、9mm程度までなら切断可能です。
 鋼板ガス切断

50t以上の厚みも切断でき、曲線切断も出来ます。

四角い材料を購入して一から加工するよりも、仕上がりに近いカタチ
や大きさを型切り注文すれば加工時間の短縮が図れます。
数をこなすにはこの方法が一番。

ガス切断は精密切断ではないので、基本的に全加工は必要です。

鋼板ガス切断の商品一例。板厚は50mmの例
母材は高熱にさらされるので表面は
硬くなり、加工には手間をかける必要
がでてきます。

規格サイズの角材を使って加工部分
が多くても加工性を優先するか、
またはガスの型切りを選んで、
硬くて加工性は悪いものの少しでも
加工する部分を減らすか? そこは
選び所です。

丸材の注文でも同様、直径が大きくなると規格サイズが10mm間隔
になります。
仕上がりサイズに比べて規格サイズがかけ離れる場合、ガス切りで
近いサイズを抜いてもらう方法もあります。

取り扱い板厚サイズも比較的多く、9mm、12、14、16、19、25、32、38、
40、42、50、55mmと、お店にも寄りますが色々と選べます。
 
以上のように切断方法によって切断程度、精度に違いがあります。
同じカタチの製品でも切断方法によって単価が違ってくるので用途や
値段を検討して選択します。

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 鋼板プラズマ切断

シャーリング切断ではきない曲線切断、穴あけが必要な場合に選ば
れる切断方法です。
高熱溶断の一つでプラズマガスと電気エネルギーを利用します。

ガス切断と比べ、熱変形が少なく切断面は滑らかです。
曲線切断もできるので、円切りやドーナツ切りなどのある程度以上の
穴径の抜きも可能です。
鋼板プラズマ切断での型切例
 
鋼板プラズマ切断の商品例
ガス切断同様高熱溶断なので正方形を切断
すると、コーナー部分は溶けて変形する場合
があります。

火入れ口(切断を始める部分と終わる部分)
にも変形が見られます。
(左上画像では丸穴の上部の変形です)

また切断垂直度も正確性に欠ける(ベベル角)
為、精度が必要な場合は少し大きめの寸法で
(穴の場合は少し小さめの径で注文をして)
垂直度の加工調整、表面の仕上げ加工をする
事になります。

切断可能な板厚サイズは6mm、9mm、
12mm、16mm、19mmから選べます。
鋼板プラズマ切断で発生するベベル角による切断面の傾き
ベベル角については、プラズマ切断 ベベル角で検索できます。
SS400材の平鋼や丸鋼から寸法切りを選ぶことが出来ないサイズの
場合、シャーリング、プラズマ、ガスの各切断方法から希望のサイズ
を寸法切りしてもらう事になります。
各切断方法には対応できる厚みや切断面の状態など、特色があるの
でそれを踏まえて選択します。

これからの説明は当店が外注するお店の商品を見た感じによるもの
で説明しますが、内容はどこの切断屋さんでもそうだということではあ
りません。

しかし商品の仕上がりの良し悪しに関して言えば、注文する所によって
色々です。 これは職人さんの腕によるものが多いようです。