鋼材お見積りでああ出せばよかった、こう出せば安くなる? 知っておくと少しおトクかも! |
小西鋼材 鋼材は何でもあります! ではありませんが、お客様が 求める材質・サイズの組み合 わせでご用意出来る種類は 無限大です。 |
鋼材見積りの壺 鋼板切断編 |
レーザーカット編 |
アングル鋼材穴加工編 |
一般鋼材 平鋼 |
一般鋼材 丸鋼 ・四角鋼 |
一般形鋼材 |
S50C鋼材 |
磨き鋼材 平鋼 |
磨き鋼材 丸鋼 ・四角鋼 |
SGP |
STPG370 |
STKM13A-SH |
OST-2 |
鋼材の値段を知ろうとすると、図面から材料を一つ一つ拾い出して まず初めに見積りを依頼することになります。 材質・大きさ・数量。 なるべくなら材料費は安くついたほうが良いし、加工に手間が かからないのは言うまでもないでしょう。 ここでは見積もりを出す前に少し考えて見ましょう。 |
少し高い買い物、していませんか? |
ある一つの材料を購入しようと思います。 で、このような材料です。 SS黒皮材、12mmの厚み、縦寸法が100mm、横寸法が200mm の平鋼1個。 さて質問。 あなたはこの材料をどのように表記して見積りをかけますか? @ SS 12t×100×200 1個 A SS 12t×200×100 1個 どちらも規格表にあるサイズで重量も同じです。 「どちらも重量が同じだからAでもいいか!」 と思われた方は要注意。 当店の場合、Aの単価が@より高いお値段で回答します。 (10円くらいの差でしょうか?) と言うのは、 同じ厚みでも規格幅の広い方を切断すると、キロ当たりの単価 が高くつくのです。 もう一つの理由として、 鋼材の切断は切断長さが短くなると、長く切断するより割高に なるのです。 これは軽量な材料ではキロ当たりの単価だけで値段を出してしまうと、 単価が出ないからで、これに作業代金としてプラスするのです。 お店の切賃に関する考え方は色々ですが、これは寸法切り全般に 言えることです。 だから@がお勧め! 一つであれば値段の差は少ないのですが、数量が増えるとその差は 大きくなります。 切断面を気にしないで溶接に使用する場合や六面全加工してしまう 場合などは、このような工夫で少しでも材料費を節約します。 |
どんなサイズに仕上がりますか? @ |
一つ一つの部品を図面より、最終的に仕上がるサイズを拾い出し, 2〜3mm以上程度 (仕上げ程度や加工する人によって、仕上げ しろの程度が違います) をつけた大きさの材料を検討します。 これを鋼材の規格サイズから、それに見合う近いサイズを見つけ 書き出していくわけです。 ”近いサイズ” と言いましたが、近いからといってそれよりも規格 サイズが小さいものを選んでは、目的寸法に仕上がらない可能性 があります。 だからといって「0.5mm大きいサイズだからその規格サイズにし ます。」 というのもどうでしょうか? 例えばこういう場合です。 SS材の部品の厚み仕上がりが11.5mmだったとします。 SS400黒皮材から選ぶとすると、一つ上の厚み規格サイズは 12mmになります。 これはどうでしょうか? まず、規格サイズと仕上がりサイズの差は0.5mmですが、両面 仕上げにしろ片面仕上げにしろ仕上げる事ができるでしょうか。 またこのようなことがあります。 それは規格サイズというのは呼びだけのものであるという事.。 規格サイズはあくまでもJISで定められた数値で、決められた誤差 内であれば鋼材は流通しています。 12mmと言う呼びであっても11.7mmしかない事もあり、このような 材料に当たるとすれば仕上るところか使い物になりません。 (ほとんどの規格材料はマイナス目のサイズです) 結局はもう一つ上のサイズの16mmを選び直して買いたす事になり ます。(ここから損が始まっています) そのようなことを考えに含めて、サイズ選びは慎重にしたいものです。 |